今回は「歯ぎしりによる影響」についてまとめていきます。
歯ぎしりによる影響
歯ぎしりは軽視されがちですが、与える影響は歯や顎に良くないものばかりです。
歯への影響
【歯ぎしりによる影響②】歯がすり減ったり割れたりする
【歯ぎしりによる影響③】顎関節症になる
【歯ぎしりによる影響④】歯周病が悪化する
歯ぎしりや歯の食いしばりによって歯にかかる力は、思っている以上に大きな力です。このような負担が歯にかかり続けると、歯がすり減ったり割れたりするのはもちろんのこと、神経がダメージを受けてしみたり痛みが出やすくなります。
また歯に力がかかり続けることであごが痛くなったり口が開けづらくなる顎関節症になることも。あるいは歯を支えている骨にも力がかかり、骨が吸収されて歯周病が悪化することもあります。
身体への影響
【歯ぎしりによる影響⑥】肩こり
【歯ぎしりによる影響⑦】腰痛
【歯ぎしりによる影響⑧】顔が大きくなる
歯ぎしりや食いしばりにより、頭の横にある筋肉が緊張状態となります。これがずっと続くことで頭痛が起こります。
同じように歯ぎしりや食いしばりにより、ものを噛む筋肉も緊張状態となります。この筋肉は肩や腰の筋肉ともつながっているため、あごの疲れだけでなく肩こりや腰痛といった症状も出ます。
このように顔や口周りの筋肉に力がかかり続けることで、顔が大きくなった・エラが張ったようにように見えるなど見た目にも影響を及ぼすことがあります。
歯ぎしりを治すには
歯科医院でマウスピースを作ってもらったり、歯ぎしりの原因を見つけて対処することなどが挙げられます。
また歯ぎしりや食いしばりは、上の歯と下の歯が当たることから始まります。日頃から上下の歯が当たっていないか、自分で意識して離すだけでも歯ぎしりや食いしばりは減っていくでしょう。
何もしていないとき、口を閉じていても上の歯と下の歯の間には隙間があるのが正しい位置です。
歯ぎしりを治すにはどの病院に行けば良い?
まず歯科医院に行くことをおすすめします。歯科医院で歯ぎしり用のマウスピースを作ってもらい、就寝中などに使用します。歯ぎしりをすぐなくすことは難しいですが、それまでの間歯への負担を減らすために使用します。
覚えておきたいのは、このマウスピースで歯ぎしり自体を治せるわけではありません。歯ぎしりによる歯への負担を軽減するのがマウスピースです。歯ぎしり自体を根本的に治すには、歯ぎしりをしてしまう原因(ストレスなど)を解決しなければいけません。
歯ぎしりによる影響に関するQ&A
歯ぎしりによる影響は、歯や身体にさまざまな問題を引き起こします。歯への影響としては、歯がしみたり痛みが出やすくなる、歯がすり減ったり割れたりする、顎関節症や歯周病の悪化が挙げられます。
歯ぎしりを治す直接的な方法ではありませんが、歯への負担をなくすために歯科医院で歯ぎしり用のマウスピースを作ってもらう方法があります。このマウスピースはナイトガードと呼ばれるもので、就寝中に使用し、歯ぎしりによる歯への負担を軽減します。ただし、歯ぎしり自体を根本的に治すためには、原因(例:ストレス)を解決する必要があります。
はい、日頃から上下の歯が当たっていないか確認し、意識して離すことが大切です。口を閉じたときに上の歯と下の歯の間に少し隙間があるのが正しい位置です。
歯ぎしりによる影響まとめ
歯ぎしりによる影響は歯にとっても身体にとっても良いものではありません。過度な歯ぎしりは健康にも関わってくることなので、油断せず歯科医院に相談することをおすすめします。