
今回は「子供の受け口矯正に使うマウスピース(ムーシールド)」について書いていきます。
目次
子供の受け口矯正に使われる「マウスピース」


【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の実際の効果
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の費用・値段
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)のメリット・デメリット
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)を使用する時期・時間
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の子供への負担
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の仕組み
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)とは

子供を歯科医院に連れて行っても、「永久歯が生えるまで様子を見ましょう」と言われることが多いかもしれません。乳歯のときに受け口になっていても、永久歯に生え変わるとそれが治ることもあるからです。
しかしもちろん個人差があるので、治らないこともあります。むしろ自然と治る可能性は、10%にも満たないと言われています。ゆえに「マウスピース(ムーシールド)」を使って、乳歯の頃から受け口(しゃくれ)を矯正する方法があります。

【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の実際の効果
自宅で寝ている間につけてもらうものなので、効果は子供さん本人の協力度や頑張り次第で変わってきます。また小さな子供さんに使用するものなので本人だけでなく、保護者の協力も重要になってきます。
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の費用・値段
大阪矯正歯科グループのマウスピース(ムーシールド)は15万円(+消費税)です。将来的なかみ合わせや成長にともなう後戻りの可能性を考慮すると、マウスピース(ムーシールド)だけでなく筋機能療法なども併用することも多いです。そうなると費用はもう少しかかってきます。
筋機能療法とは
口腔筋機能療法(MFT)とは、舌・口唇・頬筋・咀嚼筋などの口腔周囲筋の機能を改善し、歯列に及ぶ筋圧のバランスを整えるためのプログラムである。不正咬合や矯正治療の後戻りなどの原因となる口腔機能の諸問題を改善する指導法として主に歯科診療室内で行われており、歯列の正常な成長発育を促進するとともに、健康な歯列を長期間維持するための環境づくりを目指すものである。
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)のメリット・デメリット
マウスピース(ムーシールド)のメリットとしては、夜寝ている間につけるだけで良く見た目を気にしなくて済む点が挙げられます。また小さな子供さんでも、夜寝ている間だけであればストレスも感じにくいでしょう。
またしっかり歯磨きしてからマウスピース(ムーシールド)をはめれば、矯正装置により虫歯や歯肉炎のリスクが高まる・・・なんてこともありません。矯正装置による痛みというのもほとんど感じないでしょう。
逆にデメリットとしては、子供さん本人に協力が得られないと効果が感じにくいという点です。夜寝ている間に使用するので、無意識に外してしまうなんてこともあるかもしれません。

▼その後の矯正治療・時期(第1期治療)についてはこちら
https://matsumoto.or.jp/toothteeth/children-when/
ただマウスピース(ムーシールド)を使用しても治らなかった場合、使用していなければもっと受け口になっていたでしょうから、使用することによるデメリットはあまりないかもしれません。
【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)を使用する時期・時間
マウスピース(ムーシールド)を使って子供の受け口矯正ができるのは、およそ3歳からです。というのも、3歳未満など子供さん本人の協力が得にくいため矯正効果が期待できないから。また3歳を過ぎてからでも、受け口(しゃくれ)の治療は間に合うからです。
マウスピース(ムーシールド)を使用する時間は、先述のとおり夜寝ている間のみ。使用を始めてから数ヶ月〜半年ほどで効果が出てくるようです。
受け口が治ってからも、後戻りしないようマウスピース(ムーシールド)の使用を続けることが大切です。

【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の子供への負担
子供の受け口矯正に使用するマウスピース、特にムーシールドは、夜寝ている間に装着するだけです。そのため小さな子供さんでも、与える影響や負担はとても軽いと考えられます。

【子供の受け口矯正】マウスピース(ムーシールド)の仕組み
普段や食べ物を飲み込むとき、舌は上あごにつくのが正常です。これにより上あごに力がかかり、上あごが成長します。
しかし受け口(しゃくれ)になっている子供は、普段や食べ物を飲み込むときなど、舌を下あごにつけてしまいます。これが日常的に行われていると、舌とあごの調和が取れず、受け口になってしまう・受け口が助長されてしまいます。


マウスピース(ムーシールド)は、つけた時に自然と舌が上あごにつくように作られています。またマウスピース(ムーシールド)をつけると、それにより上唇が上の前歯に当たらなくなります。これにより上あごの成長を促す=受け口(しゃくれ)を治すことができます。
子供の受け口矯正に使われる「マウスピース」についてまとめ

いかがでしたか?
子供さんの受け口(しゃくれ)の矯正を検討するときは歯科医師とよく相談し、納得してから治療を進めていきましょう。
監修

歯科衛生士
医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
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