今回は「インビザラインの費用支払い(ローン)」について書いていきます。
歯科治療の費用に「ローン」?
インビザラインに限らず、歯科においては時に高額の支払いになることがあります。ワイヤー矯正やインプラント、保険のきかない被せ物や入れ歯などが良い例です。
治療費が高額であるがゆえ、治療をあきらめるというのは悲しいですよね。被せ物やブリッジなどであれば、保険のきくものを選ぶなど変更が可能です。しかし歯列矯正においては、どの矯正方法をとっても数十万円はします。支払うことができない=歯並びに悩み続けることになってしまいます。そこを手助けするのが「デンタルローン」です。
インビザラインの費用に「デンタルローン」
デンタルローンとは、金利が安く、利用目的を「歯科治療費」に限定されたローン会社による立替払制度です。デンタルローンを提供しているローン会社は、歯科の治療費を一度立て替え、患者さんは治療費に手数料を加えた額を分割してローン会社に支払う契約を結びます。
支払い回数は一般的に6〜120回程度と、通常のローンよりも支払い回数を多く設定することができ、患者さんの都合で1回あたりの支払金額や支払い回数を選ぶことができます。
デンタルローンの金利手数料はローン会社によって違いますが、クレジットカードの分割払いなどと比べると金利が安く設定されており、毎月の支払額を抑えることができるというメリットがあります。
歯並びにずっと悩んでいたり、どうしてもインプラントを入れたいなど、患者さんの希望や要望を実現させるためのローンです。
デンタルローンの特徴
デンタルローンは、インビザラインなどの治療内容・費用に合わせて利用額を決めることができます。またインビザラインやインプラントなど、高額な歯科治療費にも対応できるよう利用限度額が高く設定されています。
デンタルローンは分割払いの回数が多く、1回あたりの負担額が多くないのもありがたい点。加えて分割払いの手数料(金利)がクレジットカードより低いのも、デンタルローンの特徴です。
デンタルローンを利用するには
結局はローンを組む=お金を借りるということになってしまうので、デンタルローンの利用には審査があります。デンタルローンの審査基準や申し込み方法は、その会社によって異なります。歯科医院でデンタルローンの申し込みができる会社もあれば、歯科医院を通さず直接申し込む会社もあります。
デンタルローン以外の方法
インビザラインの費用を一括払いできない場合、またはデンタルローンの審査に落ちてしまった場合。もちろんデンタルローン以外にも方法があります。
②クレジットカードでリボ払い
③フリーローン・カードローンを利用する
④親に借りる
①クレジットカードで分割払い
デンタルローンなどよりも一番身近で、はじめに思いつく方法かもしれませんね。クレジットカードでの分割払いは、分割回数がデンタルローンよりも少ないです。そのためインビザラインなどのような高額の支払いとなると、分割といっても1回あたりの負担額は少なくありません。
クレジットカードの分割払いは、分割回数が少ないほど手数料も安くなります。すでに持っているクレジットカードであれば、デンタルローンのような審査もありません。ある程度の貯金額があるのであれば、こちらを選んでもよいでしょう。
②クレジットカードでリボ払い
①と同じクレジットカードを利用するので、すでに持っているクレジットカードであれば審査が必要ありません。分割払いは分割回数によって1回あたりの支払い金額が決まります。それに対してリボ払いは、残高に関係なく支払い金額は一定。支払い額の管理がしやすいのが特徴です。
③フリーローン・カードローンを利用する
デンタルローン以外のローンですね。フリーローンとカードローンの違いについてはこちらを参考にしてください。
④親に借りる
銀行などからお金を借りるのとは違って、もちろん金利もかかりません。親が協力してくれるようであれば借りてもいいかもしれません。
デンタルローンに関するQ&A
デンタルローンは、歯科治療費を支払うためのローンであり、金利が比較的安く、歯科治療費に特化したローン会社によって提供される立替払制度です。
デンタルローンの申し込み方法は、ローン会社によって異なります。一部の歯科医院では申し込みが可能ですし、歯科医院を通さずに直接申し込むこともできます。
クレジットカードでの分割払いはデンタルローンよりも一般的な方法であり、分割回数が少ない場合は負担額が増えます。デンタルローンは支払い回数を多く設定でき、金利も比較的安く設定されています。
デンタルローンについてまとめ
インビザラインなど高額の治療費も一括払いできるほど余裕があればいいですが、そうであればインビザラインをすること自体悩みませんよね。さまざまな制度をうまく利用しながら、歯並びの悩みを解決していけるといいですね。