
今回は「部分矯正・プチ矯正」について解説します。
目次
部分矯正・プチ矯正とは


部分矯正(プチ矯正)は、歯並びや噛み合わせ全体ではなく、例えば上の歯だけ、下の歯だけ、前歯だけなど問題があって治したい部分だけを治す矯正方法です。
部分矯正で使用できる装置は、ワイヤー矯正、マウスピース矯正があります。
「歯列矯正」と聞くと、お金も時間もかかるイメージがありますよね。全体矯正は歯全てに装置をつけるので、お金も時間も多くかかります。

それに対して部分矯正は、治したい部分だけ・目立つ部分だけ歯並びを良くします。気になる部分だけを治すので、矯正装置は歯全てではなく数本のみにつけます。
部分矯正(プチ矯正)で治せる歯並び

すきっ歯や前歯が少しだけ重なっている、少しだけ入り組んでいるなどの歯並びなら部分矯正で治すことができます。

部分矯正(プチ矯正)の種類3選


【部分矯正の種類①】ワイヤー・ブラケット矯正
特徴
全体矯正でも使われる、ワイヤーとブラケットを使って歯並びを治していきます。

部分矯正このブラケットを全ての歯ではなく、治したい部分にだけつけます。
上の図では銀色のワイヤーと白色のブラケットですが、両方とも銀色、両方とも白色もあります。両方とも銀色だと装置が目立ちますが、費用を抑えることができます。逆に両方とも白色だと目立たず見た目が良い分、費用がかかります。
また上の図は歯の表面に装置をつけていますが、歯の裏側に装置をつける方法もあります。この方法も装置が目立たないため人気です。
▼裏側矯正についてはこちらでまとめています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/lingual-merit/
治療期間
3ヶ月〜1年ほど、裏側矯正であれば半年〜2年ほどかかります。
【部分矯正の種類②】マウスピース矯正
特徴
マウスピースをはめた時にかかる力で、歯並びを徐々に治していく方法です。マウスピースは透明なので、つけていてもほとんど気付かれません。そのため仕事上見た目を気にされる方などに人気です。
またワイヤー・ブラケット矯正と違い、自由に付け外しができます。食事や歯磨きの時には外せますので、そのため生活にあまり影響が出ず、清潔も保ちやすいのが特徴です。1日の装着時間は22時間以上となっています。
自由に付け外しができる分、矯正効果は、担当医の指示通りにマウスピースをきちんとつけられるかにかかってきます。
治療期間
半年〜1年半ほどです。
部分矯正(プチ矯正)の効果


全体矯正に比べて装置をつける範囲が狭く、治療期間が短いため治療費を抑えることができています。そのため費用が安い=効果の低いとはなりません。
全体矯正のような、かみ合わせの調整までは難しいことが多いです。そのため、信用できる歯科医院や歯科医師を選ぶ必要があります。そうであればかみ合わせを考慮して全体矯正を提案してくれたり、部分矯正を考え直す機会を与えてくれます。
部分矯正(プチ矯正)まとめ

いかがでしたか?
歯並びが一部だけ気になるとか、歯列矯正をしたのに後戻りをしたとか、一部分だけ治したいときに便利なのが部分矯正(プチ矯正)です。範囲が狭い分治療期間は短く、費用のかからないことが多いです。
ただ歯並びはかみ合わせなど、見た目だけでなく機能にも関わってくること。トータルして見ると全体矯正をした方が良いこともあります。
歯並びが気になるときは一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。
監修

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
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