
今回は「マウスピース矯正のアライナー洗浄頻度」について解説します。
目次
マウスピース矯正のアライナー洗浄頻度



マウスピース矯正では、アライナー装着時間の短いものでも8時間。インビザラインなどは20〜22時間と、1日中つけているマウスピース矯正もあります。これだけ長時間歯につけていると、アライナーに唾液や汚れがつき細菌の温床となっています。
仮に洗浄しないまま翌日つけようものなら、蓄積された汚れや細菌をそのまま歯に固定する形になります。これにより虫歯や歯周病が起こりやすくなります。
アライナーを歯から外した後は、流水下で汚れをよく洗い流しましょう。また、1日1回マウスピース洗浄液に漬ける時間を取りましょう。指や歯ブラシだけでは取りきれない汚れも、スッキリ落としてくれます。
マウスピース矯正のアライナー洗浄の注意点


【マウスピース洗浄の注意点①】熱湯は使わない
マウスピースを洗浄するとき、熱湯は使わないこと。40度くらいまでのぬるま湯であれば問題ありませんが、熱いお湯になるとアライナー自体が変形してしまいます。
アライナーが変形すると歯に合わなくなったり、作り直しになったりします。その分費用がかかったり、治療期間がのびてしまったりするので気をつけましょう。
【マウスピース洗浄の注意点②】歯磨き粉は使わない
マウスピース矯正のアライナーを洗浄するときは、歯磨き粉はつけないようにしましょう。歯磨き粉に含まれる研磨剤が、アライナーの表面を傷つけてしまいます。
アライナー表面の傷は溝(くぼみ)となり、また表面が粗くなることから細菌が付着しやすくなります。
【マウスピース洗浄の注意点③】歯ブラシを使うなら軟毛のものを

マウスピースの形上、内側に汚れがたまりやすかったり、指だけでは汚れが取りきれなかったりします。その際は歯ブラシを使って磨いても良いです。
ただ軟らかい毛のものを使いましょう。また、歯を磨くときのようにゴシゴシ磨かないこと。マウスピースの表面を傷つける原因となります。

【マウスピース洗浄の注意点④】しっかり乾燥させる
マウスピースを洗い終わったら、しっかり乾燥させるのも忘れずに。タオルや雑巾などと同じで、湿ったままだと細菌の温床となります。
おすすめの方法は、保管用ケース内にティッシュなどをひき、その上にマウスピースを載せて乾燥させる方法です。

保管用ケース内で乾燥させることにより、マウスピースの落下や紛失を防ぎます。

マウスピース矯正のアライナー洗浄まとめ

マウスピース矯正で毎日使うアライナー。見た目を良くするために使うものですから、アライナーによって虫歯や歯周病になっていては本末転倒です。定期的に交換するといえど、正しい頻度と方法で洗浄を行いましょう。
監修

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
歯列・歯並び・ 咬み合わせのお悩みなら。マウスピース、インビザライン、裏側、小児矯正等。LINE相談可。八重歯、出っ歯、受け口の治療など得意です。大阪梅田、なんば、心斎橋、吹田、豊中、神戸にあります。
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