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口臭・その他

ストレスが関係している!歯の痛みが生じる原因3選

今回は「歯の痛みとストレスの関係」について書いていきます。

歯の痛みはストレスと関係がある?

通勤

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最近仕事が忙しくなってから、歯が痛いような・・・

歯科衛生士
歯科衛生士
ストレスを感じることで、歯に何かしらの影響を及ぼす可能性はあります。

 ①ストレスによる歯ぎしり食いしばり

 ②ストレスによる唾液分泌量の低下

 ③ストレスによる免疫力の低下

【歯の痛みとストレスの関係①】歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりの原因にはかみ合わせなども挙げられますが、ほとんどはストレスによるものだと言われています

これらは日中だけでなく、寝ている間に無意識に行なっていることも。寝ている間に歯を食いしばったり歯ぎしりをしていて、朝起きたときに歯が痛い・・・という患者さんも多くいらっしゃいます。

歯の痛みにつながる理由

歯ぎしりや食いしばりにより、大きな力が歯にかかります。これは歯の痛みや知覚過敏、歯が割れたり被せ物がこわれたりする原因となります。

また歯ぎしりや食いしばりが繰り返されると、「歯根膜」が炎症を起こすことがあります。歯根膜とは、食感を感じたり歯に負担がかからないよう力を分散させたりなど、とても重要な役割を担っている組織です。

天然歯の図解

▼歯ぎしりによる身体への影響はこちらでまとめています。

https://matsumoto.or.jp/toothteeth/bruxism-effect8/

治療法・対処方法

一番はストレスの解消でしょう。リラックスできる環境をつくったり適度な運動をしたり。また歯ぎしりや食いしばりは、癖や習慣となっていることが多いです。日常の中で自分が歯ぎしりや食いしばりをしていないか、意識を向けるだけでも大きく変わってきます

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寝ている間の歯ぎしりは気づくことができないし意識してやめられないし・・・どうすれば?


寝ている間の歯ぎしりや食いしばりには、専用のマウスピースで対処することができます。歯ぎしりや食いしばりから歯を守るためのマウスピースです。歯科医院で伝えれば作ってもらうことができます

歯科衛生士
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あくまで歯を守るためのマウスピースです。歯ぎしりや食いしばりを治すためではありません。


▼歯ぎしり用マウスピースの効果や費用についてはこちらでまとめています。

https://matsumoto.or.jp/toothteeth/bruxism-mouthpiece/

【歯の痛みとストレスの関係②】唾液分泌量の低下

唾液には自浄作用や殺菌作用など、さまざまな良い作用があります。これによりお口の中の環境は一定に保たれ、簡単には虫歯ができないようになっています。

唾液には粘性の高い(ねばねばしている)ものと、粘性の低い(さらさらしている)ものがあります。前者は水分量が低く、後者は水分量が高いです。

歯科衛生士
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人によって唾液の種類・性状はちがい、遺伝的に(=唾液の性状的に)虫歯ができやすい方もいます。

ストレスを強く感じると、粘性の高いねばねばした唾液が出やすくなり唾液そのものの分泌も減少します。逆にリラックスした状態では、粘性の低いさらさらした唾液が出やすくなります。

歯の痛みにつながる理由

食事をとるとお口の中のpHが下がり、歯がとけやすい状況となります。正常であれば、唾液が元のpHに戻してくれていますが、ストレスにより唾液分泌量が低下すると、この作用が抑えられ歯がとけやすい=虫歯になりやすい状況が続いてしまいます

そのほかにも唾液が歯の表面を覆うことで虫歯になるリスクを下げたり、自浄作用により細菌を洗い流してくれています。これは虫歯だけでなく歯周病においても重要です。

このように唾液は重要な作用を多く持っています。これらにより簡単には虫歯ができないようになっているのです。ストレスにより唾液の分泌量が低下すると、虫歯ができやすくなり歯の痛みが出やすくなると考えられます

治療法・対処方法

歯科衛生士
歯科衛生士
こちらもストレスの解消が一番です。

ストレスだけでなく遺伝や生活習慣によっても唾液の量・種類は変わってきます。服用薬の副作用や、加齢によっても唾液量が減少することがあります。歯の痛みにつながる前に、歯科医院で相談してみると良いでしょう。

【歯の痛みとストレスの関係③】免疫力低下

歯科衛生士
歯科衛生士
ストレスなどでまともに食事や睡眠が取れない・・・これは免疫力の低下につながります。

歯の痛みにつながる理由

普段から歯垢(プラーク)や歯石がついている状態だと、ストレスや不規則な生活により免疫力が低下したときに歯の痛み歯茎の腫れが出やすくなります。普段から痛みをかかえている方は、免疫力低下により強い痛みが出ることも。

治療法・対処方法

まずはあとは食生活や生活習慣、睡眠時間に気を配り、体調管理をしっかり行うことです。しかしこれは簡単なことではありません。どうしても体調を崩してしまったり免疫力が落ちてしまうことはあります。

そのため免疫力が低下したときに、歯の痛みにつながらないよう普段から歯磨きをしっかり行うことです。土台をしっかりかためておけば、ちょっとしたことでは影響を受けないでしょう。

ただ自己流になっていて、しっかり歯磨きできているつもりでも汚れが残っている・・・ということは多々あります。歯の痛みが出る前から定期的に歯科医院に通いチェックしてもらったり、歯科衛生士に正しい歯磨き方法を習うのも重要です。

歯科衛生士
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そのほかストレス・疲労で歯磨きがおろそかになる・・・というのも、歯に悪影響を及ぼしますね。

 

歯の痛みとストレスの関係まとめ

一人

いかがでしたか?

虫歯や歯周病がないと思っていても、ストレスにより歯の痛みが出てくることはあります。歯に痛みがあるのに歯科医院で原因が見つからなかった場合は、ストレスをかかえていないかなど自身を振り返ってみる必要があるかもしれません。

 

監修

歯科衛生士

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科

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歯が痛い症状への対処方法について