歯周病とは?歯肉炎との違い

歯周病とは?原因・歯肉炎との違いまとめ

 

 

今回は「歯周病」について書いていきたいと思います。

 

歯周病とは

 

歯科衛生士
歯科衛生士
歯周病の罹患者は 3315000 人。


friend
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300万人・・・!?


歯科衛生士
歯科衛生士
20代では7割。30〜50代では8割、60代では9割が歯周病であると言われています。



 

歯周病とは、歯ぐき・歯槽骨など、歯の周りの組織に炎症が起こっている状態の総称です。歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ぶ方もいますね。ほとんど同じ意味です。

 

 

歯周病の特徴は、ほとんど痛みがなく静かに進行していくことです。虫歯であれば痛みやしみることで気がつきますよね。歯周病はほとんど痛みがないので、気付かれにくいのです。歯ぐきが強く腫れたり、実際に痛みが出たり・・・症状が出て気付いた時には歯が揺れてものが噛めない歯が勝手に抜けてしまうということもあります。

 

歯肉炎・歯周炎・歯周病の違い

 

friend
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「歯肉炎」「歯周炎」「歯周病」・・・違いは?どれも同じなの?


歯科衛生士
歯科衛生士
簡単に言うと、 歯周病=歯肉炎+歯周炎 です。


 

先述の通り、歯周病は歯ぐき・歯槽骨など、歯の周りの組織に炎症が起こっている状態の総称。その歯周病という大きなくくりの中に、歯肉炎や歯周炎がカテゴリーとして存在します。以下の図のように、歯周病は歯肉炎と歯周炎、それから咬合性外傷という3つのカテゴリーに分けられます。

 

 

 

歯肉炎とは

 

歯科衛生士
歯科衛生士
 歯肉炎=歯周病の初期段階 です。


症状としては

 


 ✔︎歯茎が腫れる

 ✔︎歯ブラシなどで触れると出血する

 ✔︎歯周ポケットが深くなる

 

歯肉炎の段階では、歯垢(プラーク)によって歯茎が炎症を起こしているだけ。つまり正しい歯磨き方法を習い、しっかり実践すれば治ります。

 

 

歯周炎とは

 

歯科衛生士
歯科衛生士
 歯周炎=歯肉炎が進んだ状態 です。


症状としては

 


 ✔︎歯茎が腫れる

 ✔︎歯ブラシなどで触れると出血する

 ✔︎歯周ポケットがさらに深くなる

 ✔︎歯が揺れている

 ✔︎歯周ポケットから白い膿が出る

 ✔︎口臭がする

 

歯周炎は、進行具合によってさらに軽度・中等度・重度に分けられます。基本的には痛みが出にくいです。しかし炎症が急激に生じることもあります。そうなると急性症状として顕著な腫れや、強い痛みを伴うことがあります。

 

 

咬合性外傷とは

 

歯科衛生士
歯科衛生士
自分の噛む力により、歯の周りの組織が傷付いてしまうことです。

 

傷付くというのは、目に見えて歯にヒビが入ることもあれば、歯が揺れたり歯を支えている骨が吸収される(=量が減る)こともあります。これらが起こる原因は

 


 ✔︎歯ぎしり食いしばりをしている

 ✔︎歯並びにより一部の歯だけが強く噛んでいる

 ✔︎虫歯・欠けた歯を放置している

 ✔︎歯が抜けた・抜いた部分をそのままにしている

 

などが考えられます。それにより歯全体がバランスを保てず、特定の歯に大きな負担がかかり、炎症や痛みに繋がります。逆に歯ぎしりなどをしておらず、歯がきれいに並んでいる方には起こりにくいです。

 

 

この咬合性外傷を予防・改善するには、歯科治療を受けて正しい噛み合わせにしてもらうことです。歯ぎしり・食いしばりは癖となっていることが多いので、噛み合わせの調整をしたり、マウスピースを作って歯を保護をすることもあります。

 

歯周病は全身に影響を与える?

 

Friend
Friend
歯周病いうても、口の中だけ・・・でしょ・・・?


歯科衛生士
歯科衛生士
違います。断言します。歯周病は全身に影響を与えます。


 

歯周病=口の中の状態が悪いだけ、と軽視されがちなんですよね。加えて痛みなど症状が出にくいので余計です。しかしそんなことはありません。歯周病は全身の健康に影響を与えます。歯科界ではもはや常識となっています。以下、歯周病によりリスクが高まる代表的な病気です。

 


 ✔︎狭心症心筋梗塞

心臓に血液を送る血管が狭くなったり、血管がふさがり亡くなることもある病気

 


 ✔︎脳梗塞

脳の血管が血の塊などにより詰まり亡くなることもある病気

 


 ✔︎糖尿病

血液中にブドウ糖が多い状態が続いている状態。それにより組織・臓器に障害が生じる病気

 


 ✔︎誤嚥性肺炎

食べ物などを気管→肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎(本来は食道→胃)

 

歯周病がどう影響を与えるか、詳しいメカニズムが日本臨床歯周病学会のサイトにまとめられています。

 

歯周病の原因

 

歯科衛生士
歯科衛生士
歯周病は、さまざまな因子が組み合わさって発症します。


 

歯周病のうち、主なのはやはり歯肉炎と歯周炎です。それらの原因は多くが歯垢(プラーク)です。歯の汚れですね。その他、遺伝的要因であったり喫煙やストレス、不規則な食生活など、さまざまな要因が組み合わさって歯周病は発症します。

 

 

ちなみに歯垢を構成する成分のうち7割以上は細菌。歯垢1mgには1億個の細菌が含まれているといいます。歯垢=細菌のかたまりといえますね。

 

 

歯垢=細菌のかたまりを除去することが重要

 

歯周病ケアに最も効果的なのは歯磨きです。歯垢(プラーク)が原因で歯周病が起こっているので、その歯垢(プラーク)を徹底的に除去することが大切です。

 

歯科衛生士
歯科衛生士
そんなのわかってるわ!って感じですが、できてない人が多いので書きました。


Friend
Friend
歯磨きって簡単そうで意外と難しいのよね・・・


歯科衛生士
歯科衛生士
子供の頃からやっている歯磨きなので、どうしても自己流になりがちです。歯科医院で正しい歯磨き方法を習い直すこともとても大切です。


 

おすすめの歯ブラシやマウスウォッシュ を載せています。口臭予防向けの記事ですが、歯周病による口臭を前提としているので歯周病にも効果的です。

 

歯周病の治療にはさまざまなものがあります。しかしどれも、患者さんがしっかり歯磨きをしてくれること前提。そのため、初めに歯磨き方法の確認を行い、しっかり磨けるようになってから本格的な歯周病治療に入っていくことが多いです。患者さんがセルフケアを頑張ってくれなければ、どの治療も上手くいかないのです。

 

自分は大丈夫?歯周病チェックリスト

 

Friend
Friend
自分が歯周病かどうかの判断基準は?

 

歯科衛生士
歯科衛生士
以下チェックリストです。1つでも当てはまれば、歯周病の可能性があります。


 


 ✔︎ここ1年ほど歯医者に行っていない

 ✔︎歯茎の色が薄ピンクではなく、赤い色の部分がある

 ✔︎歯と歯の間の歯茎が丸っこい

 ✔︎疲れやストレスを感じると歯が痛むときがある

 ✔︎歯磨きをしたのに、歯の表面を舌で触るとザラザラする

 ✔︎歯磨きのときに痛む・出血するときがある

 ✔︎歯茎を押すと白い膿が出てくることがある

 

歯周病は、目立った痛みなどが出にくく自分で気付かないうちに進行していく恐ろしい病気です。歯医者で検診を受けましょう。

 

 

歯周病?歯磨きのときに痛い!

 

歯科衛生士
歯科衛生士
歯磨きのときに痛む原因はいくつか考えられます。

 

歯周病に限らず、歯磨きのときに痛む原因はおおまかに3つ。

 

 


 ①歯周病による歯茎の炎症

 ②磨きすぎ・間違った磨き方によって付いた

 ③知覚過敏(痛むというよりしみる感じ)

 

 

痛みとともに出血がある場合は歯周病である可能性が高いでしょう。歯科医院に行って治療を受けましょう。歯周病の初期段階(=歯肉炎)であれば正しい歯磨き方法を習うことで改善することがあります。

 

 

②の傷に関しては、歯磨きの力が強い人に多い症状です。歯磨きをするといつも同じ部分がピリピリ痛む・・・というときはこの可能性が高いです。傷のところはやさしく磨くようにしましょう。そうでないと悪化するだけです。

 

 

熱心に歯を磨くのはとても大切なこと。しかし磨きすぎて歯茎を傷つけてしまっては本末転倒です。歯科医院に行って正しい歯磨き方法・ブラッシング圧を習うと改善するでしょう。

 

 

③のしみるような症状がある場合は、磨きすぎや噛み合わせなど様々な原因が考えられます。また単なる知覚過敏ではなく虫歯である可能性も。いずれにしろ歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

 

監修

歯科衛生士

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科

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歯が痛い・しみる時の原因や治療法
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