よくあるご質問
歯周病・虫歯・被せ物

歯がボロボロで歯医者へ行くのが恥ずかしい…治さないとダメ?

歯がボロボロで歯医者へ行くのが恥ずかしい…治さないとダメ?

歯がボロボロで歯医者行くのが恥ずかしいという方がおられます。今日は、歯がボロボロの状態をなぜ治す必要があるのか等ご説明します。

ボロボロの歯を早く治さなければいけない理由

早く治療を受けて治さなければいけない理由は以下のようなものです。

1. 感染のリスク

既に虫歯や歯周病がある程度進行している状態です。今後さらに進行すると歯の根や周囲の組織に感染が広がる可能性があります。感染が進むと、最終的には抜歯が必要になる場合もあります。

2. 痛みと不快感

痛みや不快感が既に生じていることが多く、日常生活に支障をきたしている場合があります。食事や会話が困難になり、生活の質が低下します。

3. 美容上の問題

ボロボロの歯は見た目にも悪影響を与えます。笑顔や会話の際に自信を失う原因となり、社会的な交流にも影響を与えることがあります。

4. 歯の機能の低下

歯は食物を噛むために重要な役割を果たしています。ボロボロの歯では食事を十分に噛むことができず、消化不良や栄養不足を引き起こすことがあります。

5. 他の歯への影響

ボロボロの歯を放置すると、周囲の健康な歯にも影響が及ぶ可能性があります。感染が広がったり、歯並びが悪くなることがあります。

6. 全身の健康への影響

口腔内の健康は全身の健康とも密接に関係しています。口腔内の感染が全身に広がり、心臓病や糖尿病のリスクを高めることがあるとされています。

以上の理由から、ボロボロの歯はなるべく早く治療する必要があります。歯を失うことを回避するためにも、早めに受診しましょう。

ひどい虫歯の治療は恥ずかしい?

男性・女性に関わらず、重度の虫歯を歯医者さんで見せるのは恥ずかしいと医院へ行くのを躊躇う方がおられます。しかし、放っておくと顎骨・副鼻腔・血液疾患など様々な種類の病気になるリスクが高くなるため、なるべく早く予約をして、通院しましょう。

歯医者さんを避けがちな理由

また、歯医者さんを避けてしまう原因で下記のようなものがあります。

  • 歯科医師から怒られた経験がトラウマになっている
  • 虫歯治療で痛かったから嫌になった
  • 歯科医師にボロボロの歯を見せるのが恥ずかしい

歯科恐怖症と呼ばれる方の場合、子供の時にドクターから怒られたり、処置の際に何も説明をせずいきなり削られて驚いたり、痛かったりすると、歯医者さんが怖いという意識が強くなってしまうことがあります。

歯医者さんが怖い方がボロボロの歯を治すには?

歯科にトラウマがある場合、なるべく怖い思いをせずに治したいと思う方がほとんどだと思います。その際には、下記の麻酔や治療を行っているクリニックを選ぶと、眠っている間に治療を終わらせてもらうことが出来ます。

笑気麻酔

  • 鼻から亜鉛華窒素入りガスを吸入する
  • 麻酔作用がセデーションに比べて弱いため、恐怖症の方には静脈内鎮静法を適用する
  • 笑気麻酔は保険診療で受けられます

静脈内鎮静法(点滴麻酔・セデーション)

  • 静脈に鎮静剤を点滴する
  • 半分眠り、お酒を飲んだふわふわした状態になり不安や恐怖心を失くします
  • 生体監視モニターできちんと心拍数や呼吸など全身管理をする麻酔科の専門医が付き添う(当院の場合)

無意識歯科治療

  • 静脈内鎮静法を利用した治療
  • 眠っている間に治療が可能なため痛みや恐怖心を感じない
  • 治療のための器具が口腔内に入ると嘔吐反射が出る方・短期間で集中して治療を終わらせたい方に効果的である

※笑気麻酔は保険適用です。静脈内鎮静は保険のきかない自由診療となります。

まとめ


虫歯や歯周病などのお口の病気は、放っておくと重症化していき、歯を失うことに繋がります。ボロボロの歯が詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で綺麗になれば、患者さんも周囲の人の目を気にせずお口を開けられたり、今後は歯磨きやセルフケアを頑張ろうという気持ちになると思います。全身の健康のためにもなるべく早く診療を受けることをおすすめします。

監修

歯科衛生士 坂上明美

医療法人真摯会
まつもと歯科

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この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医。日本歯周病学会。

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