
今回は「セルフホワイトニングの効果」について書いていきます。
目次
セルフホワイトニングとは



サロンで行うセルフホワイトニング
ホワイトニングサロンでセルフホワイトニングを行うのがまず1つ。この「セルフホワイトニングサロン」は最近かなり増えてきています。数百円で行えるセルフホワイトニングサロンも多くあります。
自宅で行うセルフホワイトニング

自宅で行う場合は市販の歯磨き粉を使ったり歯の消しゴムを使ったり、自分で行うという面では広い意味でセルフホワイトニングに含まれます。
▼自宅で行うセルフホワイトニング方法はこちらでまとめています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/home-whitening-5/
セルフホワイトニングで効果を感じる回数


サロンで行う場合
ホワイトニングサロンで行うセルフホワイトニングは、1回の来院で数回ホワイトニング(=数回光照射)を行います。これを3〜5回繰り返すことを勧めているサロンが多いようです。
セルフホワイトニングを行う前の歯の色にもよりますが、来院を繰り返せば歯の白さを実感できることが多いようです。
自宅で行う場合
市販の歯磨き粉などを使って自宅でセルフホワイトニングを行う場合。この場合は、1回〜数回の使用で効果が感じられるでしょう。ただ効果を感じられる基準は人によってさまざま。明らかな茶渋であったりタバコのヤニであれば、1回で効果が感じられます。
セルフホワイトニングは効果がないって本当?



着色・くすみなどには効果がある
サロンや自宅で行うセルフホワイトニングは、コーヒーや赤ワイン、お茶、タバコなどを日常的に摂取する方には向いています。つまり食べ物や飲み物による着色が原因で歯が黒ずんでいる・黄ばんでいる場合には、高い効果を発揮します。
歯そのものの色には効果がない
着色はしていない・あるいは歯磨き粉などですでに着色は落とせており、歯そのものの色が黒ずんでいたり黄ばんでいる場合。この場合は、セルフホワイトニングで歯を白くすることはできません。ゆえに何度セルフホワイトニングを行なっても効果は感じられないでしょう。
この違いはセルフホワイトニングに使用している薬剤の成分によります。

ホワイトニングサロン・自宅と歯科医院の違い


ホワイトニングサロン・自宅で得られる効果
先述のとおりサロンや自宅で行うセルフホワイトニングは、着色やくすみを落とすことができます。ただ歯そのものの色を落とすことはできません。
歯そのものの色を明るくしたい・白くしたいという方は、歯科医院でホワイトニングを行うしかありません。これは許可されているホワイトニング剤の成分に大きな違いがあるからです。
医療機関でないホワイトニングサロンや市販品で使用できるホワイトニング剤は、重曹やポリリン酸、炭酸カルシウムなどです。これらは資格がなくても扱うことができるゆえ、サロンや市販品にも多く含まれています。
資格がなくても扱えるということは、「知識がなくても扱えるほど安全なもの」ということ。着色など身体に影響を与えない簡単な汚れは落とすことはできますが、歯そのものの色を変えるというリスクの高い行為は行えません。
歯科医院で得られる効果
歯科医院でのホワイトニングでは、主に過酸化水素や過酸化尿素という成分を使用します。
これらは「医薬品」であるため、歯科医師や歯科衛生士という資格を持っていないと扱うことができません。ゆえに歯科医院でしか使用することができず、ホワイトニングサロンや市販品に含ませることは法律で禁止されています。
「医薬品」である過酸化水素や過酸化尿素は、歯そのものの色を明るくしたり、白くさせることに高い効果を発揮します。ただ歯の表面の着色を落とす行為とは違い、しみたり痛みが出るリスクがあるのは事実です。そのため歯科医師や歯科衛生士という専門家のもと使用していきます。
セルフホワイトニングの効果についてまとめ

いかがでしたか?
最近ではさまざまなホワイトニングサロンがありますが、サロンで使用できるホワイトニング剤は制限されており、効果にも限界があります。自分がどこまで歯を白くしたいのか目的を決めておけば、その効果にがっかりすることもないでしょう。
ゆえに歯科衛生士という目線から見ると、サロンではなく歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。効果が確実に得られるからです。
監修

歯科衛生士
医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
ホワイトニングは歯科衛生士の専門分野です。ホワイトニングのことならお気軽にご相談下さいね。LINE相談可。大阪梅田、なんば、心斎橋、吹田、豊中、神戸に医院があります。
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