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ホワイトニング・定期健診

ホワイトニングで痛いのはいつまで?対処法は?

今回は「ホワイトニングで痛いのはいつまで?痛みへの対処法」について書いていきます。

ホワイトニングで痛いのはいつまで?

女性

ホワイトニングで歯や歯茎が痛いと感じても、数時間〜数日すればおさまることが多いです。ただいつになっても痛みが引く様子がないとき、あまりに耐えられないときは歯科医院に相談しましょう

ホワイトニング後に痛いときの対処法

水のイメージ
 ①痛み止めを服用する

 ②熱すぎるもの冷たすぎるものを口にしない

 ③知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

 ④知覚過敏抑制剤を使う

【対処法①】痛み止めを服用する

ホワイトニング後に歯・歯茎が痛いと感じても、数日我慢すれば治ることがほとんどです。しかしどうしても我慢できない、痛みに耐えられないという場合は、痛み止めを服用するのも一つの手です。歯科医師に相談したのち服用しましょう。

【対処法②】熱すぎるもの・冷たすぎるものを口にしない

冷たいもので歯が痛い・しみるという症状は想像しやすいと思います。実は逆に熱いものでも同様で、ホワイトニングなどで歯が敏感になっている場合は、熱いものでも歯の痛みにつながることがあります

ホワイトニング後の痛みを助長させたくないのであれば、熱すぎたり冷たすぎるものは口にしない方が良いでしょう。

【対処法③】知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

知覚過敏用の歯磨き粉は、歯の表面をコーティングする作用があります。

ホワイトニングによる痛みを予防するのと同じで、このような歯磨き粉を普段から使っていると、ホワイトニングで痛いと感じるリスクを下げることができます。

あとフッ素濃度が1450ppm入っている歯磨き粉を選ぶのも効果あります。

ホワイトニングの痛みを予防する方法

横顔の女性

基本的にはホワイトニングで感じる痛みは、「知覚過敏」からくるものです。そこに対処しておけば、ホワイトニングで痛いと感じるリスクを下げておくことができます。

 ①虫歯の治療をしておく

 ②象牙質が露出している部分を覆っておく

 ③知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

 ④濃度に種類があるので低濃度のホワイトニングジェルからホワイトニングをして行く

【予防法①】虫歯の治療をしておく

虫歯があるとホワイトニング剤がしみやすくなるため、ホワイトニングよりも虫歯の治療を優先しましょう。

ちなみに、虫歯の治療で入れた詰め物や被せ物などは、ホワイトニングをしても白くなりません。自分の歯だけが白くなります。

【予防法②】象牙質が露出している部分を覆っておく

歯の表面を覆っているエナメル質にヒビが入っていたり、歯と詰め物の間に隙間があったり、歯茎が下がっていたりする部分はホワイトニングにより痛いと感じやすいです。

あと歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)で歯がダメージを受けていたりしていても痛みが出やすいです。

 

このようなさまざまな原因により象牙質が露出している部分を、ホワイトニング前に覆ってもらうと痛いと感じるリスクが減ります。

歯の構造

【予防法③】知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

知覚過敏用の歯磨き粉は、歯の表面をコーティングする作用があります。これを普段から使っていると、ホワイトニングで痛いと感じるリスクを下げることができます。

ホワイトニングは痛いもの?

女性

ホワイトニングで歯・歯茎が痛いと感じる理由はこちらでまとめています。

 https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/whitening-pain-reason/

ホワイトニングで痛い時の対処法に関するQ&A

ホワイトニングで感じる痛みは主に何から引き起こされるのですか?

ホワイトニングで感じる痛みは主に「知覚過敏」から引き起こされます。知覚過敏とは、歯の表面が剥き出しになり、刺激に敏感になってしまう状態を指します。ホワイトニング剤が歯の組織に作用することで、象牙質が露出し、知覚過敏が生じる場合があります。

ホワイトニング後に痛み止めを服用する際、どのような痛み止めが適切ですか?

ホワイトニング後に痛み止めを服用する場合、歯科医師と相談して適切な薬を選ぶべきです。一般的には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が推奨されます。例えば、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどが一般的に使用されますが、医師の指示に従って正しい用量と服用方法を守ることが重要です。

ホワイトニング後に熱いものや冷たいものを避ける理由は何ですか?

ホワイトニング後、歯が敏感になっているため、熱いものや冷たいものは歯の痛みを引き起こす可能性があります。熱や冷気は歯のエナメル質や象牙質に刺激を与え、知覚過敏を引き起こすことがあります。そのため、ホワイトニング後は熱すぎたり冷たすぎるものを避け、歯の痛みを助長しないようにする必要があります。

ホワイトニングで痛いと感じるのはいつまで?対処法まとめ

歯のキャラクター

通常、ホワイトニングを行う間隔をあけることやフッ化物配合ジェルを塗布することやフッ化物入りの歯磨き粉で徐々に改善することが出来ますが、まずはホワイトニングを中断して様子をみましょう。

 

歯のホワイトニングは過酸化水素が歯の中の着色物質を分解するので、歯の中の水分バランスが崩れ、一時的に脱水状態になり、それにより痛みが出ることがあります。化学分解によるものなのですが通常24時間以内~数日でなくなりますので安心して下さい。

 

ホワイトニングによる痛みが心配で踏み出せなかったり、実際にホワイトニングをしたけど痛みに悩まされている方。さまざまな予防法や対処法があるので試してみると良いでしょう。

 

監修

歯科衛生士 坂上明美

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科

【所属学会】
日本歯周病学会
日本審美歯科学会
日本医療機器学会
日本アンチエイジング歯科学会
【資格】
スイスデンタルアカデミーエキスパート
第2種滅菌管理士
ホワイトニングコーディネーター
デンタルコーディネーター

ホワイトニングについてもっと詳しく

 

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医。日本歯周病学会。

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