歯を白くしたい時に、自宅で使用できるホワイトニングペンは手軽な選択肢です。ペン状の容器からジェルを歯に塗るだけという手軽さが人気ですが、使用する製品によって効果には差があります。
ホワイトニングペンの基本情報や海外製品と日本製品の違い、効果を得るための使用方法をご説明します。
ホワイトニングペンとは
自宅で歯のホワイトニングができるとして市販されているものに、「ホワイトニングペン」があります。文字通りペン状になっていて、ペン先から出るジェルを歯に塗ることでホワイトニングする・・・というのがホワイトニングペンです。
海外製・日本製ホワイトニングペンの違い
海外で販売されているホワイトニングペンと、日本で販売されているホワイトニングペンでは成分や効能に大きな違いがあります。
海外のホワイトニングペン
海外で販売されているホワイトニングペンの中には、歯科医院で行うホワイトニングと同じ成分(=過酸化水素)が配合されていることも。この成分が高濃度で含まれているホワイトニング用品も多いです。
漂白成分は濃度が高ければ高いほどホワイトニング効果を感じやすいですが、その分痛みや炎症が起こる可能性も高くなります。行なっていることはあくまで「漂白」です。インターネットでも簡単に購入できてしまいますから、注意書きなどをしっかり読んで正しく使用しましょう。
日本のホワイトニングペン
日本では、歯科医院で行うホワイトニングにおいてのみ、過酸化水素を使用することができます。歯を白くできるほどの高濃度(=歯科医院と同じ濃度)で市販することは法律で禁止されています。ゆえに日本の市販歯磨き粉で「歯科医院と同じホワイトニング効果」を得るのは難しいでしょう。
ただ、日本の市販歯磨き粉でもステイン(着色汚れ)は落とすことができます。タバコやコーヒーなど色の濃いものを多く摂取する方は、日本の市販のものでも歯が白くなったと感じられることがあります。
ホワイトニングペンも効果がない場合
日本の市販ホワイトニングペンや歯を白くする歯磨き粉を使っても効果が感じられない、という方。その歯の色の原因はステイン(着色汚れ)ではないでしょう。
ステイン(着色汚れ)が原因であれば、国内の市販ホワイトニング用品で綺麗になるはずです。それでもならなかった場合は、歯の内側の「象牙質」の色が原因であると考えられます。この場合は市販のものでは効果が得られませんので、歯科医院でホワイトニングを行う必要があります。
ホワイトニングペンの使い方・使用方法
ホワイトニングペンは、内部に歯を白くするためのジェルが入っています。
ホワイトニングペンの使い方・使用方法
- ホワイトニングしたい歯をきれいに磨く
- ホワイトニングしたい歯の表面の唾液を拭き取り乾燥させる
- ホワイトニングペンを塗る
- 5〜15分ほど置いて歯を磨く
商品によってはジェルが2種類あったり、塗った後そのまま放置で良いものも。
ホワイトニングペンについてまとめ
ホワイトニングペンは、自宅で手軽に使用できる便利なアイテムですが、市販品には歯科医院で行うホワイトニングのような強力な漂白効果は期待できません。特に日本製のホワイトニングペンは安全性を重視しており、ステインの除去に適していますが、歯の内側の色を改善することは難しいです。
確実に歯を白くしたい場合は、歯科医院でのホワイトニングを検討するのがおすすめです。自身の歯の状態や目的に合わせて最適な選択をし、美しい白い歯を目指しましょう。