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ホワイトニング・定期健診

デュアルホワイトニングのデメリット

デュアルホワイトニングまとめ

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法で、短期間で確実な効果が得られるホワイトニングです。その分手間や費用がかかり、知覚過敏のリスクもあるため、デメリットについてもしっかりと理解することが重要です。

デュアルホワイトニングとは?

ハート

歯を白くするホワイトニングにはさまざまな方法があります。おそらく「普通のホワイトニング」とは、オフィスホワイトニングのことでしょう。歯医者で歯科医師や歯科衛生士にやってもらうホワイトニング方法です。歯の表面に薬剤を塗布し光を当てて歯を白くする方法です。

その他、ホームホワイトニングという自宅でホワイトニングをする方法もあります。歯医者で専用のマウスピースとホワイトニング剤をもらい、カスタムトレーの中にホワイトニング剤を入れて歯に装着して、自宅で時間を見つけて行う方法です。

ではデュアルホワイトニングとはどんな方法か?デュアルホワイトニングは、上記のオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。つまり両方並行して行います。

歯医者でホワイトニングを行いつつ、自宅でも自分でホームホワイトニングを行う。手間はかかりますが、その分歯が白くなります。また効果も長持ちします。

デュアルホワイトニングのデメリット

ライト

デュアルホワイトニングにはさまざまなメリットがありますが、その分他にはないデメリットもあります。

デュアルホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングを組み合わせた方法です。この方法は、短期間で効果を実感しやすいことがメリットとして挙げられますが、いくつかのデメリットや注意点も存在します。以下では、デュアルホワイトニングのデメリットについて詳しく解説します。

  1. 費用が比較的高い
  2. 知覚過敏が出る可能性がある
  3. 定期的なメンテナンスが必要
  4. 施術後の飲食に制限がある
  5. 個人差による効果の違い
  6. 時間と手間がかかる

1. 費用が比較的高い

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方行うため、それぞれの費用が加算されます。その結果、他の方法と比較して費用が高くなる傾向があります。

費用の目安

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを単独で行う場合の費用に比べて、デュアルホワイトニングはトータルコストが1.5倍から2倍程度になる場合があります。

対策

歯科医院によってはセット料金が設定されている場合があるため、事前に相談すると良いでしょう。

2. 知覚過敏が出る可能性がある

ホワイトニング

ホワイトニングの際に使用する薬剤は、歯の表面を漂白する作用がありますが、これが原因で知覚過敏が起こることがあります。特に、デュアルホワイトニングは短期間で効果を得られる反面、知覚過敏のリスクが高まることがあります。

症状例

  • 冷たい飲み物や食べ物がしみる
  • 歯磨き中に痛みを感じる

対策

知覚過敏用の歯磨き粉や、歯科医院で行うフッ素コーティングが有効です。また、知覚過敏がひどい場合は一時的にホワイトニングを中断することも検討してください。

3. 定期的なメンテナンスが必要

デュアルホワイトニングで得られた白さを維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、せっかく白くした歯が再び着色してしまうことがあります。

メンテナンスの内容

  • 定期的な歯科医院でのクリーニング
  • ホームホワイトニング用のトレーを使った追加ケア

注意点

メンテナンスの頻度や方法については、歯科医師の指導に従うことが重要です。

4. 施術後の飲食に制限がある

デュアルホワイトニングを行った後は、漂白効果を妨げる可能性のある飲食物を避ける必要があります。特に色の濃い飲み物や食べ物は、歯に着色しやすいため注意が必要です。

避けるべき飲食物

  • コーヒーや紅茶
  • 赤ワイン
  • カレーやトマトソース

対策

ホワイトニング後24~48時間は、着色しやすい食品や飲料を控えるようにしましょう。

5. 個人差による効果の違い

デュアルホワイトニングの効果は、個人の歯の状態や着色の原因によって異なります。一部の患者さんは期待したほどの効果を実感できない場合もあります。

影響する要因

  • 歯のエナメル質の厚さ
  • 着色の原因(喫煙、薬剤の副作用など)

対策

ホワイトニングを始める前に歯科医師と十分に相談し、効果がどの程度期待できるかを確認してください。

6. 時間と手間がかかる

デュアルホワイトニングは、自宅で行うホームホワイトニングの期間が長くなることがあります。忙しい患者さんにとっては、継続する手間が負担になる場合があります。

施術スケジュールの例

  • オフィスホワイトニングは1~2回
  • ホームホワイトニングは2~4週間程度の継続が必要

対策

生活習慣に合わせて無理のない計画を立てることが重要です。

 

デュアルホワイトニングは短期間で効果的な結果を得られる一方で、費用の高さや知覚過敏、メンテナンスの手間といったデメリットもあります。これらのデメリットを理解した上で、自分に合ったホワイトニング方法を選ぶことが大切です。デュアルホワイトニングを検討する際は、歯科医師に相談し、十分な説明を受けることで安心して施術を受けられるでしょう。

デュアルホワイトニングのメリット

  1. 短期間で確実にホワイトニング効果を感じられる
  2. ホワイトニング効果が長続きする
  3. ホワイトニング後の色戻りが起きにくい

デュアルホワイトニング=オフィスホワイトニング+ホームホワイトニングであるため、どちらか単独で行うより効果を感じやすいです。オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング両方のメリットを感じることができます

ただその分費用がかかったり、知覚過敏が起こるリスクが上がったりするのがデュアルホワイトニングのデメリットです。最近では知覚過敏が起こりにくいホワイトニング材も出てきてますので、色々選択枠が広がっています。

デュアルホワイトニングの適応

白い花

デュアルホワイトニングは短期間で確実な効果が得られますが、ホームホワイトニングなど自身で努力することも必要です。それが面倒であるという方は、少し時間がかかってもオフィスホワイトニング単独を選ぶと良いでしょう。オフィスホワイトニング単独であれば、歯医者に行ってあとはお任せするだけです。

逆に歯医者に通院するのが面倒であるという方は、ホームホワイトニング単独にすると良いかもしれません。仕事が忙しくても、寝る前など自宅で数時間、時間が取れれば行うことができます。

歯やお身体の状態によっては、デュアルホワイトニングに限らずホワイトニング自体ができない方もいます。ホワイトニングができない方は以下でまとめています。

ホワイトニングができない人・できない歯まとめ

デュアルホワイトニングにかかる時間・期間

時計

歯医者で行うデュアルホワイトニングの処置には、1回あたり60〜90分ほどかかります。

デュアルホワイトニングの治療期間は、もともとの歯の色や歯の状態にもよりますが、およそ1〜3ヶ月で完了となります。

まとめ

デュアルホワイトニングは、短期間で効果を実感でき、色戻りが少ないという大きなメリットがありますが、費用が高額で知覚過敏が起こりやすい点がデメリットです。

ご自身のライフスタイルや歯の状態に合わせて、デュアルホワイトニングが適しているかどうかを判断することが大切です。また、ホワイトニングを検討する際は、歯科医師とよく相談し、安全で無理のない計画を立てましょう。

 

監修

歯科衛生士 坂上明美

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科

【所属学会】
日本歯周病学会
日本審美歯科学会
日本医療機器学会
日本アンチエイジング歯科学会
【資格】
スイスデンタルアカデミーエキスパート
第2種滅菌管理士
ホワイトニングコーディネーター
デンタルコーディネーター

ホワイトニングについてもっと詳しく

 

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医。日本歯周病学会。

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