
今回は「ホワイトニングとクリーニングの違い」について解説します。
ホワイトニングとクリーニングの違い


【ホワイトニングとクリーニングの違い①】目的

ホワイトニング
ホワイトニングの目的は、歯を白くすることで見た目を美しくすること。専用の薬剤を歯の表面に塗り、光を当てることで歯を白くします。歯医者さんでするオフィスホワイトニングと、マウスピースを作り自分でするホームホワイトニングがあります。
クリーニング
それに対して歯のクリーニングの目的は、バイオフィルムと呼ばれる歯垢(プラーク)や歯石など汚れを落とすこと。超音波や専用の器械を使って歯の汚れを落としていきます。
【ホワイトニングとクリーニングの違い②】得られる効果

ホワイトニング
芸能人はみんな歯が白いように、歯が白いと美しく、相手に清潔感を感じさせます。見た目が良くなるのがホワイトニングの効果です。
▼ホワイトニングの原理・メカニズムはこちらで解説しています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/whitening-why/
クリーニング
歯の表面についた着色汚れや歯垢を落とすことで、本来の歯の色に戻すと共に、お口の中の細菌を減らし、虫歯や歯周病の予防につなげます。また歯周病の進行を抑えたり、着色しにくくするのが歯のクリーニングの目的です。
【ホワイトニングとクリーニングの違い③】受けられる場所

ホワイトニング
歯のホワイトニングは、歯科医院だけでなくホワイトニングサロンやホワイトニング専門店でも受けることができます。ただその効果には違いがあります。歯科医院で受けるホワイトニングが、最も歯が白くなりやすいです。
▼サロンで行うホワイトニングと、歯科医院で行うホワイトニングの違いはこちらで解説しています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/self-whitening-effect/
クリーニング
歯のクリーニングは歯科医院でしか受けられません。

【ホワイトニングとクリーニングの違い④】料金・値段

ホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングは、全て保険がききません。大阪審美歯科グループでは9千円〜1万5千円で行っています。サロンで行うホワイトニングは、医療行為を行なっていないので数百円〜数千円が料金相場です。
▼ホワイトニング方法ごとの料金はこちらでまとめています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/whitening-effect/
クリーニング
歯のクリーニングは、保険がきく場合と保険がきかない場合があります。これはクリーニングの目的や、お口の中の状態によって決まります。
保険がきくクリーニングは3000~3500円ほど、保険がきかないクリーニングは5000〜20000円ほど費用がかかります。
【ホワイトニングとクリーニングの違い⑤】施術にかかる時間

ホワイトニング
歯科医院でのホワイトニングは1回あたり1時間ほどかかります。サロンでのホワイトニングは30分〜1時間とサロンによっても変わってきます。
クリーニング
歯のクリーニングにかかる時間は、30分~1時間ほどになります。
ホワイトニングとクリーニングはどちらがおすすめ?



こんな方にはホワイトニングがおすすめ
お口の中に虫歯や歯周病がなく、見た目を良くしたい、歯の色を白くしたい方におすすめです。虫歯や歯周病がある方は、基本的にホワイトニングができません。リスクはもちろんのこと、ホワイトニングは見た目を良くするためのもの。優先すべきは治療です。
▼ホワイトニングできない方・できない歯はこちらで解説しています。
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/cannot-whitening/
接客業や営業のお仕事をされている方、飲食店で働いている方には特におすすめです。相手に清潔感を感じさせ、良いイメージにつながるからです。
こんな方にはクリーニングがおすすめ
まずは虫歯や歯周病の治療がしたいという方にはクリーニングがおすすめです。歯のクリーニングは虫歯や歯周病治療の一環としても行われます。
ホワイトニングとクリーニングの違いまとめ

いかがでしたか?
見た目の良さや清潔感を生むためのホワイトニングと、虫歯や歯周病を予防するためのクリーニング。まずは、歯科医院でお口の中を見てもらい、相談してから決めるのが確実です。
監修

歯科衛生士 坂上明美
医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
【所属学会】
日本歯周病学会
日本審美歯科学会
日本医療機器学会
日本アンチエイジング歯科学会
【資格】
スイスデンタルアカデミーエキスパート
第2種滅菌管理士
ホワイトニングコーディネーター
デンタルコーディネーター