よくあるご質問
歯並び・歯列矯正

マウスピース矯正は口内炎になりやすい?

マウスピース矯正と口内炎

今回は「マウスピース矯正と口内炎」について解説します。

マウスピース矯正中は口内炎になりやすい?

マウスピース矯正

歯科矯正中は、装置(異物)が常に口の中に入っている状態なので、不潔になりやすくなります。また装置が粘膜に当たり続けることで口内炎にもなりやすいです。

ただマウスピース矯正では、柔らかい素材でできたマウスピースが装置となります。そのため比較的口内炎はできにくいです。またマウスピースは自由につけ外しができるため、口内炎ができても治りやすいでしょう

マウスピースを使った矯正

ワイヤー矯正など、装置自体が尖っていたりつけ外しができなかったりする矯正装置は、口内炎ができやすく比較的治りにくいです。

ワイヤーを使った矯正

マウスピース矯正中の口内炎の原因

チョコ

口内炎のできにくいマウスピース矯正であっても、全く口内炎ができないわけではありません

マウスピース矯正でできる口内炎は、マウスピースの辺縁が尖っていることでできるものが多いです。マウスピースの辺縁により粘膜が傷つけられた結果です。そのためマウスピースを歯にはめたとき、辺縁が当たる唇の内側頬粘膜ができやすい部位となります。

口内炎 口内炎

マウスピース矯正中の口内炎の対処法3選

タブレット

マウスピース矯正で口内炎ができてしまった場合、主な対処法が3つあります。

【マウスピース矯正中口内炎の対処法①】口内炎を刺激しない

口内炎ができてしまったら、まずは刺激しないことが一番です。歯磨きはもちろん、食事中も反対側でかむなど工夫するようにしましょう。口内炎を刺激すると痛みが強まるだけでなく、悪化させて治りにくくなってしまいます。

【マウスピース矯正中口内炎の対処法②】装置を調整してもらう

矯正装置であるマウスピースの辺縁が尖っていることにより、粘膜が傷つけられたことで口内炎になった場合。この場合は歯医者に相談し、マウスピースを調整してもらいましょう

口内炎の原因となっている、マウスピースの尖っている部分を取ってもらえば(削ってもらえば)、粘膜に刺激がいかなくなり治りやすくなります。

【マウスピース矯正中口内炎の対処法③】口内炎用の薬を使う

マウスピースを調整してもらっても口内炎が治らなかったり、歯医者に行く時間がないという場合。口内炎用の薬を使ったり食事を工夫したりすることも効果的です。

口内炎用の薬には歯医者でもらうもの以外に、市販されているものもあるので試してみましょう。

口内炎用の薬についてはこちらで詳しくご紹介しています。

マウスピース矯正と口内炎に関するQ&A

マウスピース矯正中に口内炎ができやすい理由は何ですか?

歯科矯正中は、口内に異物があるため不潔になりやすく、装置が粘膜に当たり続けることで口内炎ができやすくなります。ただし、マウスピース矯正は柔らかい素材でできており、口内炎の発生は比較的少ないです。

マウスピース矯正中に口内炎ができた場合の対処法は何ですか?

マウスピース矯正中に口内炎ができた場合、以下の3つの対処法があります。1つ目は口内炎を刺激しないように注意すること、2つ目は歯医者に相談して装置を調整してもらうこと、3つ目は口内炎用の薬を使用することです。

マウスピース矯正中の口内炎を刺激しないようにする方法はありますか?

マウスピース矯正中の口内炎を刺激しないためには、歯磨きや食事の際に口内炎がある部分を避けるように心がけることが大切です。反対側でかむ、柔らかい食事を選ぶなどの工夫が効果的です。

マウスピース矯正と口内炎まとめ

歯のキャラクター

マウスピース矯正では、慣れないマウスピースがお口の中に入っていることで口内炎になりやすいことがわかりました。ただワイヤー矯正などと違い、矯正装置であるマウスピースは付け外しが可能です。そのためワイヤー矯正に比べると口内炎ができる確率は低いと言えます。

監修

歯科衛生士 坂上明美

医療法人真摯会
まつもと歯科

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この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医。日本歯周病学会。

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